植村康平建築設計事務所

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建築探訪@多治見

岐阜県多治見市に建築探訪に行ってきました。
一つ目は先月OPENしたばかりのモザイクタイルアートミュージアム(設計:藤森照信)。山のような丘のような特徴的な外観は不思議なスケール感で、遠くから見ると小さいかな、と感じましたが近くに行くととても大きく感じました。背景に建物がなく一般的な窓や装飾品がついてないのでそう感じさせたのかな、と思います。人が吸い込まれていくようなアプローチや自然光を上手く取り込んだ採光計画がとても印象的でした。
二つ目は2002年にOPENしたセラミックパークMINO(設計:磯崎新)。大学生の頃に新建築で見て色々と参考にしておりましたが中々行けておりませんでした。建物自体は有機的な形ではないですが、建物の内外を流れる水の動きや音、風などが自然と人工物である建物を見事に調和させていました。
規模こそ違いますが、色々と住宅設計に参考になるエッセンスを吸収できました。

L.E.J.I.A No.02

通年で開催されているJIAのレクチャーイベントのNo.2「作用しあう建築のつくりかた」に行ってきました。
今回は一緒にプロジェクトを進行されている東畑建築事務所の久保さんとstudio-Lの内海さんのお話を伺いました。
コミュニティデザインという言葉はメディアを通じて知っていましたが実際ににどのような事を考え、実践され、そしてどのような成果があり、どのように建築(設計)に関わっているかを聞くことができ大変勉強になりました。
住宅設計などでクライアントの方や現場の監督さん、職人さん等と良い人間関係を築いていくコミュニケーション能力も建築家にとっては重要なスキルの一つだと思いますが、やはり公共建築になると設計の規模も大きくなり、さらに関わってくる人間も膨大な数になっていき、さらには設計している建物がそれだけで完結するとは限らず市町村全体の暮らしや生活に影響を与えていくため、当事者である一人の建築家ではコントロールしていくことが難しいくなっていきます。そんな時に第三者的な立場でプロジェクトの進行や運営、企画を行っていただけるコミュニティデザイナーの力はとても偉大だな、と感じました。

住宅打ち合わせStart!

先日は豊橋にて住宅の打ち合わせ。
このプロジェクトは昨年より相談いただいており、クライアントの方と一緒に土地を探し、何度かプランを出させて頂き、打ち合わせを重ねておりましたが、先月ついにご希望に合致した土地が見つかったためついに本格的なスタートとなりました。
新たな土地ではファーストプレゼンでしたがこれまでの積み重ねもあり、クライアントの方の要望も満たしつつ、こちらのアイディアを組み合わせることができ、大変気に入っていただけました。一安心。
今後は微調整をしながら、設計の質を高めていきたいと思います。

住宅模型製作

今週予定されている打ち合わせに向けて模型を製作しました。
最近は「気持ちよさ」、「居場所」、「回遊性」といったキーワードをどこかに意識しながらプランを考えています。そのようなイメージを伝えるために模型を作り、そこに家具や添景も落とし込みます。
今後、作成したプランや模型はしっかりと記録してHPにもアップしたいなと考えております。

深夜のエスキス

基本的に朝型人間ですが、今日はエスキスに熱中していたら深夜になっていました。
先週ファーストプランを作成し、その案に数日間頭の中で膨らませてきたイメージをフィードバックし始めましたが、作業していく中で次々と新たなイメージが浮かんできて気づいたら全く別のプランが完成しました。毎日良い案が浮かぶ訳でもなく、イメージが出ない日は全くペンが走らず、今日みたいにイメージが湧いてくる日は時間も忘れて疲れも感じずエスキスが進みます。クライアントの方に見ていただく前にも自問自答しながら何案も作成し、自分自身も納得出来るベストなプランを完成させます。予定通り週末は模型作りができそうです。