植村康平建築設計事務所

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ラコリーナ近江八幡

先日、滋賀県にあるラコリーナ近江八幡(設計:藤森照信)に行ってきました。
竣工後1年近く経つかと思いますが、中々行けておりませんでしたが先日訪れた多治見モザイルタイルアートミュージアムに触発され、ようやく行ってまいりました。外観、素材、光、インテリア、その全てが藤森建築でした。メインの建物のイメージが強かったのですが、その裏手には新しくできたたねやの本社があったり可愛いオブジェのある広場があったりテナントも最近できたようで、思った以上に長い時間楽しめました。


豊橋の住宅・更新(窓、外部空間)

豊橋の住宅の基本設計を進めております。
プランはほぼ決定し外部空間の使い方等を打ち合わせさせて頂きました。模型には落とし込めてないですが、庭と駐車場の在り方や植栽についてもだいぶ固まってきました。この写真からは分かりませんが、外部の窓の大きさや位置も修正しました。窓は決して何となく開けているわけではなく、光の入り方や風の抜け方、景色の見え方等を考えており、一つ一つ意味のある窓にしています。
これと並行して住設機器や仕上げの打ち合わせも進めております。自分で言うのも変ですが完成が楽しみです。

庭師さん来所

今日は岐阜を中心に活動されている庭師、庭の木の野寺さんが事務所に遊びに来てくれました。
設計事務所で働く妹さんから紹介して頂き、嬉しいことにお兄ちゃんは同級生でした。やはり同世代、同級生で独立されている方はとても刺激的です。植物が体に及ぼす効果を教えてもらったり、最近設計しながら考えていた駐車場と庭との共存の仕方について話を聞いてもらいました。わざわざ寄って頂きありがとうございました。私自身も岐阜エリアは活動範囲内なので、いつか一緒に仕事ができるように頑張ります。
(庭の木HP)http://niwanoki.net

L.E.J.I.A No.03

今日はシリーズで開催されているJIAレクチャーイベントの第3回目、子どもの建築/子どもと建築/子どもが建築、に参加してきました。今回は社会福祉法人フィロスの亀山優子さんと子ども健康フォーラムの堀部篤樹さんのお話でした。タイトル通り子どもと建築の関わり方や学校建築、保育園建築、そして子どもと行うワークショップ等の話をたくさんして頂き、大変勉強になりました。
そんな話を聞きながら5年ほど前に組織事務所時代に設計させて頂いた、大府市のげんきの郷すくすくヶ丘を思い出しました。この施設もお子さんと親御さんが過ごしやすい施設をテーマにしており、熱心な担当の方と色々議論しながら一生懸命作り上げていきました。私自身当時はまだ独身で子どももいなかったので、親子連れの行動パターンが読めず色々なフードコートやキッズコーナーを見に行き、何が必要で何が喜ばれるのかを研究しました。もちろんその知識は現在の住宅設計でも役立っておりますが、またいつかこのような施設が設計できるように頑張っていきたいと思います。

秋田・青森探訪

人生初の秋田、青森へ行ってきました。念願だった十和田市現代美術館(設計:SANAA)と青森県立美術館(設計:青木淳)、そして帰り道には数年ぶりにアオーレ長岡(設計:隈研吾)を訪れることができました。
最初に訪れたのは十和田市現代美術館。ここを訪れるまではのどかな田園風景が続いておりましたが、美術館は大通りに面しており周囲は"街中"といった印象でした。十和田市現代美術館は一つ一つの美術作品に見合ったボリュームの展示室が敷地内に点在しており、それらの展示室が一本の回廊で結ばれているのですが、回廊は美術館の機能上屋根と建具こそありますがとても開放的に造られており、まさに外部を歩いているような感覚でした。展示室の外部にもアートが点在しており、ここまで開放的でわくわくする美術館は初めてでした。
青森県立美術館は仕上げの使い分けやサインの妙は言うまでもありませんが、展示空間のボリュームのメリハリに感動しました。特にシャガールの絵が展示してある大空間は、建築で体感できるスケールを超越しており、まるで大自然の中にいるかのような錯覚を起こさせるほどでした。
アオーレ長岡は竣工直後に一度訪れておりそれから数年経過しておりますが、街に開放された"ナカドマ"は以前賑わっており、広く市民に愛されている印象でした。