植村康平建築設計事務所

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造作家具について

いくつかのプロジェクトが設計の中盤から終盤を迎えており、最近は事務所にこもって図面を書く時間が多くなっています。
そんな中ここ数日は家具図面に没頭していました。
住宅を設計させて頂く中で、可能な限り造作(作り付け)の家具も一緒に設計しています。造作家具は建物の大きさや使い勝手に応じて寸法や機能を指定する事ができるため、必要な場所に必要な機能を兼ね備えた満足度の高い家具を設ける事ができます。また仕上げも自由に選定する事ができるので建物の雰囲気とも統一する事ができ、安くて良質な素材を上手く使用することで既製の家具よりもお値打ちに作ることも可能です。
設計の仕事はプランを考えたり、スケッチを書いたり、模型を作ったり、パースを作ったり、現場で打ち合わせをしたりと多岐に渡りますが、個人的には家具図などの詳細図面を書いている時間はとても好きで、時間が経つのも忘れ作業に没頭しています。
建物全体のコンセプトや間取りなどももちろん大事ですが、詳細こそが建物の良し悪しを左右すると言っても過言ではない!と思っています。
もちろん既製の家具も素晴らしいもの多くありますので、それらをいかに上手く取り込むかも建築家の腕の見せ所です。ご要望のある場合は購入される家具のコーディネートも行っております。