植村康平建築設計事務所

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造作家具について

いくつかのプロジェクトが設計の中盤から終盤を迎えており、最近は事務所にこもって図面を書く時間が多くなっています。
そんな中ここ数日は家具図面に没頭していました。
住宅を設計させて頂く中で、可能な限り造作(作り付け)の家具も一緒に設計しています。造作家具は建物の大きさや使い勝手に応じて寸法や機能を指定する事ができるため、必要な場所に必要な機能を兼ね備えた満足度の高い家具を設ける事ができます。また仕上げも自由に選定する事ができるので建物の雰囲気とも統一する事ができ、安くて良質な素材を上手く使用することで既製の家具よりもお値打ちに作ることも可能です。
設計の仕事はプランを考えたり、スケッチを書いたり、模型を作ったり、パースを作ったり、現場で打ち合わせをしたりと多岐に渡りますが、個人的には家具図などの詳細図面を書いている時間はとても好きで、時間が経つのも忘れ作業に没頭しています。
建物全体のコンセプトや間取りなどももちろん大事ですが、詳細こそが建物の良し悪しを左右すると言っても過言ではない!と思っています。
もちろん既製の家具も素晴らしいもの多くありますので、それらをいかに上手く取り込むかも建築家の腕の見せ所です。ご要望のある場合は購入される家具のコーディネートも行っております。

名古屋の住宅/パース作成

名古屋市内の住宅で改修工事の設計をさせて頂いております。
造作家具が設計の中心となっており、その家具たちが空間のイメージを左右する重要なエレメントでもあるため、3Dパースを用いて仕上げやボリューム感など出来上がりのイメージを確認致します。新築の場合はパースを作成して窓から入り込む太陽の光を確認したりしますが、今回は家具に組み込む照明の光もパースに落とし込みました。中々良く出来たと自己満足しております。


L.E.J.I.A No.05

今日はシリーズで開催されているJIAレクチャーイベントの第5回目、"複雑化する社会と開かれた設計手法"に参加してきました。
今回は建築家の米澤隆さんと白須寛規さんによる設計手法についてのお話しで、お二人が実践されている"部分からの設計"、"アーカイブからの設計"を実例を用いて説明頂きました。
私自身は人に語れるほどの確固たる設計手法というものはありませんが、それでも毎回共通する設計スタイルというのはあり、そのスタイルとお二人の設計手法との共通点や違いを感じる事が出来、大変勉強になりました。

Eames chair

デスクワーク用の新しい椅子が届きました。
レプリカですがイームズのアームシェルチェアです。脚はやっぱりエッフェルベースにしました。これまでは同じくイームズのシェルチェアを使用しておりましたが私の姿勢が悪く背もたれに負荷をかけすぎて、背もたれと座面の間に亀裂が入ってしまい泣く泣く交換する事になりました。アームシェルチェアは思ったよりも大きかったですがその分座り心地も良く大満足です。
実は私が建築を始めたのは、インテリアへの興味がきっかけです。大学生になった当初は建築の本よりも世界の名作椅子等の本を熱心に読んでいました。やはり建築の中に置かれる家具は建築と同じくらい重要なものだと今でも感じております。
もしご希望の方がいれば家具や照明などの提案やコーディネートも致します。

パース作成/名東区の住宅

現在設計を進めさせて頂いております名東区の住宅のパースを作成しました。
パースによって全体の仕上げのイメージや空間のつながり、景色の見え方などを確認します。
本計画の敷地は住宅地の中でも少し入り組んだ所にあり、敷地の特性を生かして道、庭、建物のつながりを意識して設計しております。今から完成が待ち遠しいです。